明日は仔牛市!

肉牛の農家は、生育段階に応じての分業制が主流です。種付けから仔牛の育成をする『繁殖農家』、仔牛を購入してきてお肉になるまで育成する『肥育農家』、雄♂を種牛にそだてる『種牛農家』などです。豊里実顕地のように繁殖から育成・肥育まで全てを担っている農家は『一貫農家』などと呼ばれています。

というわけで、肥育農家が育てる牛を繁殖農家から購入する為の『仔牛市』が全国各地に存在します。九州などの大きい市場では数百頭単位で出品され3日間続けて開催される巨大市場も存在します。

現在、豊里実顕地が出品させて貰っている市場は、松阪(三重)・関(岐阜)・新城(愛知)の3市場です。明日はその中の『松阪仔牛市場』の2ヶ月に1度の開催日です。明日は全体で50頭程の出品が予定されています。

詳しくは、また明日報告しますね。

 

仔牛登録

今日は月に一度の『仔牛登録』の日でした。

皆さん、国産牛は産まれてからお肉になって店頭に並ぶまで、10桁の統一された番号で管理されているのをご存知でしょうか?(牛肉トレーサビリティ法に基づく)

その番号を調べれば、どこで産まれて、どこで育って、どこでお肉になったかを知ることができます(個体識別番号)。また黒毛和牛は仔牛登記書というものがあり、それを見れば血統なども知ることが出来ます。(スーパーのお肉屋さんなどに貼ってあったりします。)

つまり牛ちゃん達の戸籍登録といったところです。それを豊里では、だいたい月に一度のペースで行います。

それでは、どうやって登録していくかと言うと・・・

『鼻』が重要な役割をします。

牛の鼻には『鼻紋』というシワがあります。そうです人間で言う『指紋』の鼻版です。一頭一頭まったく違っていて,しかも一生変わりません。これは体細胞クローン牛であっても同一ではない(wikipediaによると)そうです。

その鼻紋を1頭ずつ手作業でとっていくのですが、これが超アナログな方法なんです。鼻にインクを塗って、半紙のような専用の紙に版画のように写し取っていくという方法でやります。

今の世の中、もっとハイテク(センサー使って読み込むとか?)な方法でやれないのかと思ったりもしますけどね・・・。何はともあれ、今日は66頭の鼻紋をとってもらいました。

 

 

全共の巡回でした。

今日はお知らせしていた通り、『第10回全国和牛能力共進会』(全共)の三重県代表を選定する、審査・巡回の日でした。メンバー構成は、対象の農家さん・各農協の担当者さん・全農みえ畜産課の皆さん・県の畜産試験場及び関係部署の皆さんなど、総勢20人程でした。

今日はうちの農場(豊里)からスタートして、明和と南伊勢の農家さんの計3軒をまわって来ました。これで先週の鈴鹿と伊賀の農家さん4軒と合わせて、2回目の巡回が全て終了しました。

今後は今回の結果を受けて、8、9頭の候補牛が8月の最終選考に進むことになります。

豊里の牛ちゃんも1頭残ってますよっ!!

↓出品者用の記念品を頂きました。下の物は5年前の全共時の記念品です。ネクタイピンが定番なんでしょうかね。

あと125日!!

今年はオリンピックイヤー!!

ロンドンオリンピック開幕まで、いよいよあと35日となりました。

あれ?タイトルと違うじゃないの?

実は牛の世界にもあるんです!

オリンピック!!

その名も『全国和牛能力共進会』略して『全共』!!

まぁ、世界大会とはいきませんが、今年は5年に一度開催される和牛の全国大会『全共』の開催年なのです。

今回の『第10回全国和牛能力共進会』は九州・長崎県にて開催されます。

それにしても、豊里肉牛部と何の関係が?そう思われる方もいると思いますが、実は三重県代表候補にウチの牛ちゃん達が入っているのです!!

まぁ、まだ候補ですがね。来週の火曜日に2回目の審査の巡回があります。その後最終選考に残る数頭を選出して、最終的に三重県代表3頭(2頭でした)を選ぶことになります。決定まで、もう少し時間がありますが、いったいどうなるでしょうか?

おって報告します。