新たな技術への出発

今、黒毛和牛の生産は受精卵移植(代理母出産)の時代へと大きく変わってきています。

以前にも投稿したことがあったかも知れませんが、和牛は、体の大きさや肉の質、脂の質や味などが、ほぼ血統によって決まってくると言われています。

牛の在胎期間は約10ヵ月なので、どんなに優れた血統だとしても、普通に産んでいたら1年に1頭しか生産できません。

そこで、乳牛やF1(交雑種)のお腹を借りて和牛を生産する、受精卵移植の技術が用いられるようになり、近年、それが急速に普及してきているようです。その影響もあって、全国的に和牛の受精卵の需要が高まってきています。

ここ豊里肉牛部では、約20年前から体内受精卵移植というものを行ってきた訳ですが、新しい(?)採卵技術であるOPU(経膣採卵)で体外受精卵の生産を行うセンター(ヤマギシのではありません)が今月末に北海道の帯広にオープンするのに合わせて、今日、豊里の牛を4頭送り出しました。

3泊4日の長旅です。

トラックの中はこんな風になっていました。

長女と次女も見送りに来ましたよ(。>﹏<。)ノ゙

これからトラックは新潟港まで走り、そこからフェリーに乗って北海道へ向かいます。

さぁ、また新たなステージ、どんなことが起きるのでしょうね…?

8月29日 追記

開所式典に参加していた高橋さんより、写真が送られて来ました。

うちの牛たちが一番乗りだったそうです。

新聞にも掲載されていました。

満員電車に揺られて

7月18日から、少し遠いですが愛知県岡崎市へ、牛の体内受精卵移植師資格取得のため講習に通っています。お盆休みはありますが、8月22日まで、平日はほぼ毎日、通勤通学ラッシュの荒波に揉まれながらの電車通勤(通学?)です。まぁ世の中にはこんなにも沢山の人が居るのね…!なんて、ついでに人間観察も楽しんでいます。

3人の子どもが居ながら、こうやって長期の講習に通えるのは、周りに支えてくれる人達がいるからですね、ホントに感謝、感謝です…!

まだ三女が生後10ヵ月なのに、わざわざこの時期に行かなくても…なんて思われそうですが、この資格は三重県では講習会が行われていないので取得できず、他県へ取りに行かなくてはならないのですが、受講できるのは開催する県の人優先で定員は10名、しかも、ここから一番近い愛知県では2年に1度しか開催されていないので、昨今の畜産業界(特に牛)の状況や今の肉牛部の流れからしても、まぁ私個人の事情を抜きにしたら、受講するのは『今でしょ!』…ですよね…。

…てな訳で、私もそれを見据えて着々と準備を整えてきていたのです、三女が産まれた時から色々とね。

さてさて明日からは一週間、お盆休みで休講です。この講習もいよいよゴールが見えてきた感じです。

ちなみに最後の2日間は試験です。

あと少し、がんばります(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

三女の成長

このところ、長期講習のために(←この事は後々…)子ども達が起きる前に家を出て、さらに帰りも遅くなるので、寝る時間の早い10ヵ月の三女は、私が帰った頃にはもう眠たそう…。

なので、「ひより(三女)が1人で立ったよ!」とか、「今まで人見知りして泣かれてたけど笑ってくれるようになったよ!」とか、最近は人づてに成長を感じている日々です。

さてさて今日から長女は楽園村です。夫もスタッフで参加しているので、今夜と明日の夜、次女と三女はお泊まりです。三女は初めてのお泊まり!実は私の方がちょっとドキドキしてます…。大丈夫かな…?