新たな夢の始まり?

今日は基本登録日。

基本登録は、繁殖牛として主に肥育素牛生産に使われる牛に対しておこなうもので、繁殖牛として必要な基本的資格条件(月齢や血統、体型、遺伝的不良形質がないか…など)を満たしているかを審査するのですが、現場での主な作業は体型測定です。ちょっと難しいですね。まぁ、母になるための資質を満たしているかの審査って感じですかね。

検査員の方が来て、↓↓↓こんな感じで胸囲を測ったり、

他に体高や体長、胸深、かん幅など…、それに「品位」なんていう審査項目もあるんです!!

たくさんの審査項目それぞれに点数をつけて、その合計が得点になるのですが、その得点が77点以上でないと、基本登録は取れません。つまり繁殖牛として飼養できないということです。

で、なぜこの投稿をしているのかと言うと…、今日、得点が83点という牛が現れたからなんです。

???ですよね。私も「だから何?」と思いましたが、実はこれが凄いことなんだそう。

基本登録の審査の決まりで、得点が83点以上の牛は、体重測定をしなくてはならないらしいのです。検査員の方々もそれは経験のないことだそうで、三重県で初!?とまではいかないでしょうけど、かなり珍しいことなんだそうです。

↑↑↑この牛です。素人の私には分かりませんでしたが…(笑)。

83点以上の得点がついて、体重測定をしたらどうなるのかと言うと…?

83点以上の得点がつくと、高等登録を取得するためのスタートライン(!)に立てるんだそうです。高等登録は最も高次の登録区分で、和牛改良の中核を担う牛になります。そのため、資格条件が非常に厳しいのです。

この牛がその道を歩めるのかすら分かりませんが、でもなんだか、ちょっとワクワクしますね(灬º 艸º灬)

またまた、夢が拡がっちゃう…かな?

三重の未来は明るい!?

先日も投稿しましたが、1月22日から三重県畜産研究所で開催されている「家畜体内受精卵移植師講習会」。

2月8日〜14日までは、なんとヤマギシで受精卵移植の実習です!

16名の受講生と4名の先生、合わせて2 0名が、ここ豊里肉牛部にやってきます!!

まぁ、牛はたくさんいますからね…。

でもね…、この人数を受け入れることを現実的に考えた時、駐車スペースや更衣室、休憩場所、トイレ、喫煙場所、長靴洗い場、作業用エプロンの干し場…などなど、考える事は次から次に出てきました。

それらを一つ一つ、皆で知恵とチカラを合わせて準備を進めてきました。

準備を進めている時にも、また、実際に受け入れてみても、この大人数を受け入れられる環境に「すごいな、ヤマギシ!」と思ってしまった私…(´艸`)

三重県で初開催の今回の講習会で、一気に16名もの「家畜体内受精卵移植師」が誕生したら、それは非常に大きな一歩だと思います!!

うん、三重の未来は明るいですね!きっと!!

そして、この大きな一歩に関わらせていただけたこと、とても嬉しく思います(。>﹏<。)

どうもありがとうございました。

先生?!

1月22日から2月15日まで、「家畜体内受精卵移植師」の講習会が松阪市にある畜産研究所で開催されています。

この講習会が開催されるのは、三重県では初めてのことで、定員10名の募集に16名の申し込みがあり、結局、16名全員を受け入れる形でスタートしました。

三重県で初の開催というのは確かに凄いことなんですが、だからと言って、なぜ私がこのことを投稿しているのかと言うと…

実は2月6日、私はこの講習会の講師として、一日だけですが「胚の保存」という授業をしてきました。受精卵の凍結作業の授業です。

これまでにない程のインフルエンザ大流行の最中(我が家も3人感染!)、「絶対にかからないぞ!」という執念のおかげで何とか無事に任務完了…!!この丈夫な身体に感謝、感謝…!

私が担当したのは、受精卵の凍結の授業です。

現場で使う、ストローに詰めて凍結された受精卵は、こういう工程を経て作られているんだ、というのを体験してもらいました。

受講生は、顕微鏡の操作やパスツールピペットの扱い、そして肉眼では見えないくらい小さな受精卵を何度も見失ってしまったりと、慣れないことばかりの実習で、たぶん目とか肩とか、けっこう疲れたんじゃないかな…。

さてさて、無事に役目を終えて車で帰る途中、「あっ、またやってしまった!!」

朝からガチガチに緊張していて、写真を一枚も撮っていないことに気づいたのでした…(*º ロ º *)!!

追記…

私の授業を受講生が撮影していたそうで、写真を入手しましたので、ちょっと恥ずかしいですが載せさせていただきます(灬º 艸º灬)

でも、必死だったから全然気が付かなかった…!!

種雄牛センター…その②

翌日は、雄牛を飼養しているセンターを見学させてもらいました。

私たちが普段から利用している精液の牛も5頭見せてもらいました。

イメージしていた雄牛とは違って、温厚そうに見えたのと、あと体格もガッチリというよりは、シュッとしてるなぁという印象でした。できるだけ長期間、種雄牛として飼養できるように、あまり太らせないよう管理しているそうです。

中には、芝生イヤ、1人(1頭)だけで外に出るのもイヤ、美味しいものくれないと出てやらないぞ、という気難しい牛もいて面白かったです。こういう性格が遺伝すると…困っちゃいますね(苦笑)。

その後は会議です。

この会議こそが、ここへ来た一番の目的なのですが、またまた荷が重い宿題をいただいてきてしまいました…。

来年、東京でナントカカントカ…。

まぁ、その話はまたの機会に(´艸`)

種雄牛センターへ

11月27日〜28日で、群馬県にある種雄牛センターへ研修に行ってきました。

ここは、和牛精液はもちろんのこと、雄雌の性選別精液や、昨年から始まった和牛のゲノム解析でも大変お世話になっています。その施設も見学させてもらいました。

性選別の機械を持っているのは日本でここだけなので、他県からも県有牛の性選別の依頼なんかも来るようです。

それから、ゲノム解析…。

昨年、今年と、こうやって尻尾から採取した約320頭分の毛根試料をこのセンターに送っていました。

全国からのゲノム解析を一手に担っている現場を覗かせてもらうと、上の写真のような黒い毛はほとんど見当たらず、そこには白い毛ばかり…!!

ゲノム解析の依頼は、ほとんどが乳牛なんだそうです。

「白い毛ばかりなんですね…」と呟くと、「乳牛の尻尾は全て白ですよ」とのこと。このセンターでは常識みたい。

えっっ…!!そうなの??

でもさ…、たしか、うちに黒い乳牛がいたような気がする…。

あと、驚いたのは、ここでは牛や豚、犬や猫の他にも、ものすごい種類の動物や甲殻類(!)のゲノム解析も扱っているそうです。

例えば、岡山県で放流した稚カニが、どこで水揚げされるかを調べるためにゲノム解析が活用されていたり、イルカの生態調査にもゲノム解析の技術が利用されていたりするそうです。

実際、私たちが見学させてもらっている時にも、大量のカニの一部サンプルを検査していました。気の遠くなるような作業です…。

この日の夜は、懇親会。

牛の繁殖や改良に関わるメンバーばかりの懇親会、話は尽きることなく、夢は大きく拡がります…。

今、求められている場所…

先週の日曜日と今週の日曜日、2週連続で、次女の通っている幼稚園のお友達が遊びに来ました。

きっかけは、あるお母さんに「ヤマギシの牛とかって、見せてもらえたりするんですか?」と聞かれたことから。

「どうぞ見に来てください。私、牛の仕事してますから」

「どういう時が良いんですか?」

「日曜日なら良いですよ」

で、先週、2組の家族が遊びに来てくれました。この時は、主に乳牛の子牛とロボット搾乳を見ました。

やっぱり子牛は可愛いので、大人も子どもも大興奮!

「和牛の子牛も可愛いんですよ、今度はぜひ和牛の方も見に来てください」と私。

さっそく肉牛部子牛部門の人に話をすると、「それだったら午後の哺乳から来てもらったら?」とのこと。

その時はちょっと想像できませんでしたが、幼稚園のお迎えの時に「次回は子牛の哺乳体験をしてみませんか?」と聞いてみたところ、「ぜひ、やらせて欲しい!」というお返事でした。

「ちょっと体験くらいですか?それともガッツリやりたいですか?」

「ガッツリやりたいです!」

なるほど、これは面白くなりそう…!!

そして迎えた当日。

もう1家族増えて、今回は3家族+うちで総勢14人!

まずはお弁当持参で、いちご狩り農園横のバーベキューハウスに集合し、ランチタイム♪

子ども達からの要望で、予定にはなかった芝すべりもしました☆

そして子牛エリアに移動し、作業着に着替えます。お母さんたちは初めて見る“本物のもんぺ”に大はしゃぎ(笑)。でも子ども達からは「おばあちゃんみたい」って笑われてました…(。>﹏<。)

ご希望通り、“ガッツリ”哺乳体験を堪能してもらい、次はカブトムシ捕り。

最後は豊里ファームでソフトクリーム♡

暑かったし盛り沢山だったしで、すごく疲れたけど、「あ〜、楽しかったな〜」っていう爽やかな疲れ。

遊びに来てくれた3家族も、大満足だったようです。嬉しいですね☆

4月から次女が幼稚園に通うようになって、私の世界も広がりつつあります。

上手く表現できないけど、今、こういう場所が求められてるんだな…という感じ。

こう表現するとちょっと安っぽく思えてしまうのですが、何ていうか、心から“のんびり”できたり“まったり”できたり、そんな空気の中にいることで自然と引き出されるものがあって、人と人とが一気に近くなると言うのかな…、ずっとこの村で生きてきた私には不思議な感覚でした。

この「空気」が、今、求められているのかもしれない。そう感じました。