スマートフォンという便利なものが普及してきたこの時代、ヤマギシでも秘かに(?)全国酪農連合会なるものが発足しておりまして、私は肉牛部なのですが、牛つながりということで仲間入りさせてもらっています。
繁殖部門は普段から乳牛部と連携してやっているので、肉牛は私一人ですが違和感はありません。たぶん。
メンバーは全国実顕地の酪農部の若者で、普段はLINEでやりとりしていますが、あとは月イチで寄って(農繁期はパスしたりしてますが)、現状を出し合って情報交換したり、この先を画いたりしています。
今回は春日山から4人、北条から1人、それと豊里の乳牛と肉牛から1人ずつの7人が集まりました。
春日山では今、春日山の乳牛から搾った牛乳で作るフレッシュチーズの製品化に向けた動きが進んでいるそうで、今日はそのチーズの試食もしちゃいました♪
あ〜、私ったら、ついつい食べるのと喋るのに夢中になって、また肝心な時に写真を撮り忘れてしまいました!すみません!だって美味しかったから(言い訳)…。
えーっと、話をムリヤリ本題に戻しますね。
繁殖部門では、2年前から春日山の乳牛に授精卵移植をしていて、これは、夏場どうしても受胎率が落ちてしまう乳牛に、人工授精より受胎率が良い(まず授精するという段階をクリアしているので)授精卵移植をして、牛乳の需要が高まる初夏からの乳量を確保するねらいがあり(牛さんも赤ちゃんを産まないと乳が出ませんから)、それも今年で3年目。
今年は春日山に和牛の授精卵を30卵提供しました。
昨年と今年は、春日山で産まれた和牛がヌレ子(産まれてすぐ)で豊里に来ていたのですが、来年春日山で産まれる子牛たちは、伊賀牛として伊賀の畜産農家さんのところへ行くそうです。
いつかの投稿でも少し書いていますが、今は全国的に和牛の生産が求められていて、三重県でも今年、和牛繁殖協議会が発足し(会長はうちの高橋さん☆)、伊賀地区でも和牛の生産に向けた動きが始まっているようです。
それでも三重県はまだまだ乳牛への和牛の授精卵移植が浸透しておらず、なのでこれから益々、和牛の授精卵が必要になってくるようです。
おぉ~、肉牛部繁殖部門の役割は大きいぞぉ~。ちょっとプレッシャー…。
…と、いつの間にかやっぱり肉牛の話題に(笑)。すみませんねぇ。
あ、最後になりましたが、次回の全国酪農連合会は北条で集まろうということになりました。別海からも参加出来るかな~?