昨日お知らせしていた通り、今日は『松阪仔牛市場』に行って来ました。仔牛市は生後300日前後の仔牛が出品されます。
セリの日の朝は早いです。牛は繋いでおくだけでも体力を消耗するので、出来るだけ直前に車に乗せます。なので、当日の早朝に積み込んで市場に連れて行きます。ちなみに今日は3時30分開始でした。
車に乗せたら、約1時間かけて松阪市にある市場に向かいます。市場についてからも出品者はやることが沢山あります。まずは体重の計量をします。この数値は日齢とあわせて成長具合の目安となります。その他にも、ここで『鼻紋』の照合をしたり、牛におかしなところがないか獣医さんがチェックします。
そして購買者の方が来る前に、綺麗にブラッシングをします。
午前10時いよいよ市場の開始です。なかなか見る機会がないと思いますが、競り場の様子はこんな感じです。
1頭ずつ競り場に通して、競りが行われます。購買者の方は手元のスイッチを押して入札します。まず進行役の方が『発句値(ほっく)』を決めます。今日は20万円くらいからでした。3人以上がスイッチを押すと競りが開始され、最後まで押している人が購入者となります。押している人が2人になると値の上がるスピードが遅くなります。購買者が決定するまで、誰が入札しているかわからない仕組みです。
今日は連れて行った牛全頭を完売することは出来ませんでしたが、暑い中、牛も人もお疲れ様でした。