今、黒毛和牛の生産は受精卵移植(代理母出産)の時代へと大きく変わってきています。
以前にも投稿したことがあったかも知れませんが、和牛は、体の大きさや肉の質、脂の質や味などが、ほぼ血統によって決まってくると言われています。
牛の在胎期間は約10ヵ月なので、どんなに優れた血統だとしても、普通に産んでいたら1年に1頭しか生産できません。
そこで、乳牛やF1(交雑種)のお腹を借りて和牛を生産する、受精卵移植の技術が用いられるようになり、近年、それが急速に普及してきているようです。その影響もあって、全国的に和牛の受精卵の需要が高まってきています。
ここ豊里肉牛部では、約20年前から体内受精卵移植というものを行ってきた訳ですが、新しい(?)採卵技術であるOPU(経膣採卵)で体外受精卵の生産を行うセンター(ヤマギシのではありません)が今月末に北海道の帯広にオープンするのに合わせて、今日、豊里の牛を4頭送り出しました。
3泊4日の長旅です。
トラックの中はこんな風になっていました。
長女と次女も見送りに来ましたよ(。>﹏<。)ノ゙
これからトラックは新潟港まで走り、そこからフェリーに乗って北海道へ向かいます。
さぁ、また新たなステージ、どんなことが起きるのでしょうね…?
8月29日 追記
開所式典に参加していた高橋さんより、写真が送られて来ました。
うちの牛たちが一番乗りだったそうです。
新聞にも掲載されていました。