昨年、和牛の繁殖メス牛130頭分のゲノム解析をしましたが、今年も新たに100頭分、尻尾の毛をブチブチと頂戴いたしまして(!)、準備を進めてきました。
ただ、今年私は牛を選んだり書類を揃えたりしたのみ。尻尾の毛を頂戴する作業は、全て周り人たちが進めてくれました。本当に助かりました!!
昨年の投稿でも少し書きましたが、和牛の世界では血統がかなり重要で、以前はこの血統だったら次に掛け合わせるのはこれかな、と、何となくパターンが決まっていました。
しかし、昨年からゲノム解析が始まったことで、その牛の遺伝子レベルでの能力が分かるようになり、姉妹でも評価が全然違ったり、やっぱり血筋には逆らえないのね…ということもあったりで、私としては、掛け合わせを考えるのがちょっと面白くなりました。
まぁ、この評価だけを基準にするのは良くないですが、けっこう影響受けちゃってますね、私…。
ゲノミック評価ができるようになった事で、雄牛の方の改良も凄いスピードで進んでいるそうで、もう1年先の事でも全く想像がつかない世界になってきました。
さてさて、日本中でより良きを目指して改良が進んでいく中で、“ヤマギシらしさ”って、何かしら…???