このところ、牛の話題を投稿するのをサボって子どものことばかり載せていたら、案の定、
「“ウシシな子育て日記”に改名したら?」と言われてしまいました…(/ω\)
まぁね、話題はあるにはあるのですが、専門的で難しいかな?とか、面白味に欠けるかな?なんて思ったりして、ついつい簡単な子どもの話題に走りがちなんですよね…。
…という訳で、肉牛部の最新の話題を…。
今、和牛の世界では、ゲノミクス解析の技術を使って、より優秀な和牛を生産しようという動きが始まりつつあります。
競走馬の世界では既にゲノム(遺伝情報)の解析がかなり進んでいるそうで、短距離に強い馬、長距離に強い馬なんかが、小さいうちからゲノミクス解析である程度分かるようになってきているそうです。
この競走馬のゲノミクス解析の技術をお借りして、和牛の改良に活かそうというのが今回のプロジェクトです。
うちでは今年、240頭余りの繁殖雌牛の中から、まずは130頭の和牛のゲノムを解析して、その中の上位30頭から採卵した受精卵は、受精卵移植(借腹出産)によって全国に翔き、和牛の改良に一役買ってもらおうということです。これを3年間かけて進める計画です。
これまで、経験と勘で“この血統だったら次はこれを掛け合わせたら良いのでは?”とやって来たのが、“なかなか良い線いってたんだぁ!”となるのか、はたまた大きく覆ってしまうのか…?
いずれにしても、ドキドキ(少しワクワク)です…!