名月を とってくれろと泣く子かな

2歳の三女は、どうやら小さい頃から月を見るのが好きなようです。

まだ1歳の頃だったと思いますが、月を指さして「お月さん、欲しいよ〜!」と何度泣いたことか…。

今は月を見る度に「あ、ひよりのお月さんだ!」なんて言ってます。

さてさて昨夜は本当にきれいな半月でした。またいつもの様に「ひよりのお月さんだ!」と言うのかと思いきや…

「もうひとつの半分は、どこいった?」

ですって…!!カワイイ♡♡

そして今日、娘たちと図書館へ行ったのですが、絵本コーナーのよく目立つ所にこの本があったのです。

なんとタイムリーな!!

長女と次女と私は感激して、この本の内容も確かめずに貸出カウンターへと向かったのでした…。

桜 、桜、桜…!!

今、どこもかしこも桜、桜、桜…、満開の桜だらけです。

こんなに美しいのはたった数日間だけですが、良い季節ですよね〜!!

今日は、お昼に肉牛部のメンバーで安濃川沿いの桜の下でお花見です。

いいですね〜🍡

伊賀で和牛のセミナー

今日は伊賀市で開催された和牛のセミナーに参加させてもらいました。

まずは小野健一先生。

和牛の世界では超超超有名な先生です!

黒毛和牛の種雄牛についてのお話をきかせていただきました。

繁殖和牛の交配を考えている私にとっては、ものすごく楽しい内容でした!!

続いて家畜改良事業団の黒木先生。

黒木先生のお話を聞かせていただくのは、実は4回目です。今、ゲノミック評価の事業に関わらせてもらってるのもあって、ある程度の理解はしているつもりなんですが、難しい内容を非常に分かりやすく、ゲノミック評価を知らない方にも理解できるよう、丁寧にお話されていました。

初めて黒木先生のセミナーに参加させてもらった時には、「すごい時代になったな!!」と衝撃を受けたのをよく覚えています。その時は恥を承知で何度も何度も手を挙げ質問して食い下がりましたから(苦笑)。

その技術を今実際に活用してみると、本当に奥が深くて、まだまだ解らないことも沢山ありますが、夢が拡がりワクワクします(。>ㅅ<。)

まぁ、長年黒毛和牛に携わってきた方には、面白くない時代になってきちゃったかもな…という気もしますが。

分からないからこそ、経験と知識と技術と勘と…で熱く語り合えたのに、どんどん数値化されてきちゃうと、ね…。

セミナーの後は、先生方を交えての懇親会です。

こんな超有名な先生とお話できる機会はこの先ないかもしれない!と、質問したいことも幾つかあったので、ガッツリお話させてもらいました。良かったです!!すごく勉強になりました!!

また、普段はなかなか交わる機会のない伊賀地区の肥育農家さんとも交流でき、色んな人との繋がりができる懇親会って大事だな…と実感しました。

そうそう、懇親会と言っても、私はガッツリ情報を掴んで帰ろうと、お酒は飲まずに目をギラギラさせてましたけどね(…というのはホントかウソか、単に普段からお酒は飲まないってだけです)。

あっという間の…

3月12日〜19日で、北海道大学獣医学部の学生さんが2人、1週間泊まり込みで実習に来てくれました。

事の始まりは一年前…

三重県中央家畜保健衛生所(以下・中央家保)にインターンシップで訪れたY君。

中央家保では、ここ数年、インターンの学生さんの実習先として豊里肉牛部を活用していただいていました。

その実習の中で、うちの赤松獣医師が「またいつでも来てください」と言ったそうなんです。まぁ、でもそんなのは社交辞令として受け取るじゃないですか、大抵は(赤松獣医師は本気だったみたい!)…。

で、その言葉をしっかり真に受けてくれた(!)Y君は、地元が三重県だったこともあり、春休みの里帰り期間中にうちで実習したいと赤松獣医師に連絡し、同じく北大の獣医学部で地元が三重県のEちゃんも「へぇ、何それ面白そう!」と、一緒について来てくれました。

こんなこと、あるんですね!!

自分がここに居ながら言うのもなんですが、よくまぁ、1週間泊まり込みで来ようと思いましたね…!!(笑)

で、せっかく来てもらうのなら、暮らしの方も存分に味わってもらおうと、宿泊場所は私達家族の住んでいるフロア。夕方からの時間を一緒に過ごさせてもらいました。

娘達は、大学生のお兄ちゃんお姉ちゃんに興味津々です(⊙ө⊙)

実習は、朝6時の哺乳から始まります。午前中は哺乳や餌やり草やりなど、主に子牛部門で実習し、お昼からは赤松獣医師について回ります。治療やツノ切り、お産の介助、あとは手術にも立ち会ったそうです。

期間中、朝は誰よりも早く起き(若いのに!)、本当によく食べ、よく笑い、よく話し、娘たちとのやり取りも絶妙(これは驚きでした!)だったY君とEちゃん。

1週間、すごく楽しかったですヾ(。>﹏<。)ノ゙

彼らも「なかなか経験できないような事をたくさん経験させてもらった」と、充実した1週間を過ごしてもらえたようです。良かった!

意欲ある学生の学びの場として、こんな風にここを活用してもらえたら本望ですよね、私たちも嬉しいです。

Y君、Eちゃん、またいつでも遊びに来てね〜!

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

東京へ!

3月5日に、東京で開催された「乳肉用牛増頭等生産システム高度化推進事業 乳肉用牛生産技術高度化セミナー」という、何とも近づき難いタイトルのセミナーに行ってきました。

しかも今回は講師で(灬º 艸º灬)

受講者は120人余り!!

私の演題は、「肉用牛ゲノミック評価と和牛Sort90を用いた受精卵生産」です。

“肉用牛ゲノミック評価”というのは、このブログでも時々投稿していますが、和牛の遺伝子を解析して、その牛の持つ遺伝的な産肉能力を推定する新しい技術です。

“Sort90”というのは、雌雄産み分け用選別精液のとこで、90%以上の確率で雌雄の産み分けができます。

簡単に説明すると、この2つの技術を組み合わせて経営的にどう儲けるか、のモデル農場としてお話をさせてもらったという訳です。

これを実践して、成功(?)している農場はまだまだ少ないそうで、ご質問も沢山いただき、またセミナーの後にも色んな方に声をかけていただきました。

新聞社の方、畜産関係の雑誌社の方にも、取材をさせて欲しいと名刺をいただきました。やるね、豊里肉牛部!!

豊里で長年やり続けてきたこと、また、皆で試行錯誤しながら新しいことに挑戦していけるこの環境の大きさを、改めて感じました。

それから、セミナーの後、色んな方とお話している中で、“なるほど、こういう事をみんな知りたいんだぁ、よし次はこのネタで行こう”というのが、実は私の中に芽生えてしまいまして、まぁ、わざわざ自分からは行きませんが…(苦笑)。

ちなみにこのセミナーの続編が、冬にまた東京であるそうで、今度は300人規模なんだとか…。

はぁ…、ほんと心臓に悪いですね…。

✱✱✱✱✱

翌日の日本農業新聞に、小さいですがセミナーのことが載っていました!

✱✱✱✱✱

追記…3月8日

今日のお昼頃、「先日のセミナーが好評で、資料の送付依頼が多数来ています。また、『農業と経済』という雑誌に、今回のヤマギシさんの取り組み内容を掲載したいと打診があります。」との連絡がありました。

急展開ですね…!!

もちろん、快諾させていただきました★

新たな夢の始まり?

今日は基本登録日。

基本登録は、繁殖牛として主に肥育素牛生産に使われる牛に対しておこなうもので、繁殖牛として必要な基本的資格条件(月齢や血統、体型、遺伝的不良形質がないか…など)を満たしているかを審査するのですが、現場での主な作業は体型測定です。ちょっと難しいですね。まぁ、母になるための資質を満たしているかの審査って感じですかね。

検査員の方が来て、↓↓↓こんな感じで胸囲を測ったり、

他に体高や体長、胸深、かん幅など…、それに「品位」なんていう審査項目もあるんです!!

たくさんの審査項目それぞれに点数をつけて、その合計が得点になるのですが、その得点が77点以上でないと、基本登録は取れません。つまり繁殖牛として飼養できないということです。

で、なぜこの投稿をしているのかと言うと…、今日、得点が83点という牛が現れたからなんです。

???ですよね。私も「だから何?」と思いましたが、実はこれが凄いことなんだそう。

基本登録の審査の決まりで、得点が83点以上の牛は、体重測定をしなくてはならないらしいのです。検査員の方々もそれは経験のないことだそうで、三重県で初!?とまではいかないでしょうけど、かなり珍しいことなんだそうです。

↑↑↑この牛です。素人の私には分かりませんでしたが…(笑)。

83点以上の得点がついて、体重測定をしたらどうなるのかと言うと…?

83点以上の得点がつくと、高等登録を取得するためのスタートライン(!)に立てるんだそうです。高等登録は最も高次の登録区分で、和牛改良の中核を担う牛になります。そのため、資格条件が非常に厳しいのです。

この牛がその道を歩めるのかすら分かりませんが、でもなんだか、ちょっとワクワクしますね(灬º 艸º灬)

またまた、夢が拡がっちゃう…かな?