以前、全国和牛共進会(5年に1度の和牛オリンピック)の話題を投稿しましたが、遅ればせながらご報告させていただきます。
父牛が「芳之国」の子牛(♂)は19頭生まれました!
20頭の♂を目標にしていたので、まずまずのスタートを切れたのではないでしょうか。
最初の子牛から最後の子牛までは2週間ほどの開きがあり大きさも色々ですが、みんなが元気に大きく育つよう、私も頑張ってお世話します!!
…と言いながら、ほとんど洋子さんについて行ってるだけの私です(。-_-。)
すみません、これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m
仔牛
仔牛の話
牛のお姉さん♡
全国和牛能力共進会に向けて
先回、繁殖部門で子牛のお世話をしているという投稿をしましたが、この子牛たちは、2年後に宮城県で開催される、「全国和牛能力共進会」(5年に一度の和牛オリンピック)の三重県代表候補なんです。わぁお!!
この共進会に出品する和牛には、部門ごとに日令や性別の規定があり、なので繁殖部門でお世話している子牛たちは父牛が「芳之国」のオスばかりです。
あっっ、1頭、誰かさんが間違えて連れてきてしまった「光平照」が父牛の子が紛れておりますが…(笑)。
で、できるだけ沢山の候補牛の中から良い牛を厳選したいということで、1週間ほどの短い期間で約20頭のオスの子牛が産まれてくるよう、計算して授精卵移植をしてきた訳です。でも7割くらいメスが産まれているような気がしますが…。
この子たちをちゃんと育てていけるのでしょうか??不安いっぱい、洋子さんに頼り切りの私です…。
5分間だけ、おばあさん
実は今、繁殖部門で牛舎を1棟改造して、そこで子牛のお世話をしています。
ただ、準備万端の状態で子牛が入った訳ではなく、間に合わなかった事も多々あり(未だに現在進行形…)、なので私も微力ながら手伝わせてもらいました。
今回の私の仕事は、牛舎の側面を覆う防虫ネットにクリップを付けていくというもの。
これが意外と力が要るし難しいし…。
でも、地味で根気が要るこの仕事、私にピッタリ☆
で、淡々と作業を進めていたら、あ…、あと少しというところでクリップが足りなくなっちゃった!
必要数は6つ。
何処かに無いの??
…無いらしいです。
買いに行かなくちゃ。
私「どこで買えるの?」
男性陣「コ〇リで売ってるよ」
私「作業着じゃ行けないし、着替えなくちゃ…」
男性陣「え~っ、大丈夫だよ、だってコ〇リだぜ」
私「えっ、この格好で行くの?おばあちゃんじゃないんだからぁ。まだ女子、女子!」
男性陣「じゃあ、おばあちゃんのメイクして行ったら?」
私「そんな時間があったら着替えられるわ!」
×
×
×
あ゙~、もう覚悟を決めて、コ〇リへGO!
いざ店内へ入るとき、“私は農家のおばあちゃん、私は農家のおばあちゃん、私は農家の…”と自分に言い聞かせ、5分間、気持ちだけ農家のおばあちゃんになり切って、急ぎ足で(もうこの時点でおばあちゃんじゃないし!)売り場へと向かったのでした…。
全国酪農連合会☆
スマートフォンという便利なものが普及してきたこの時代、ヤマギシでも秘かに(?)全国酪農連合会なるものが発足しておりまして、私は肉牛部なのですが、牛つながりということで仲間入りさせてもらっています。
繁殖部門は普段から乳牛部と連携してやっているので、肉牛は私一人ですが違和感はありません。たぶん。
メンバーは全国実顕地の酪農部の若者で、普段はLINEでやりとりしていますが、あとは月イチで寄って(農繁期はパスしたりしてますが)、現状を出し合って情報交換したり、この先を画いたりしています。
今回は春日山から4人、北条から1人、それと豊里の乳牛と肉牛から1人ずつの7人が集まりました。
春日山では今、春日山の乳牛から搾った牛乳で作るフレッシュチーズの製品化に向けた動きが進んでいるそうで、今日はそのチーズの試食もしちゃいました♪
あ〜、私ったら、ついつい食べるのと喋るのに夢中になって、また肝心な時に写真を撮り忘れてしまいました!すみません!だって美味しかったから(言い訳)…。
えーっと、話をムリヤリ本題に戻しますね。
繁殖部門では、2年前から春日山の乳牛に授精卵移植をしていて、これは、夏場どうしても受胎率が落ちてしまう乳牛に、人工授精より受胎率が良い(まず授精するという段階をクリアしているので)授精卵移植をして、牛乳の需要が高まる初夏からの乳量を確保するねらいがあり(牛さんも赤ちゃんを産まないと乳が出ませんから)、それも今年で3年目。
今年は春日山に和牛の授精卵を30卵提供しました。
昨年と今年は、春日山で産まれた和牛がヌレ子(産まれてすぐ)で豊里に来ていたのですが、来年春日山で産まれる子牛たちは、伊賀牛として伊賀の畜産農家さんのところへ行くそうです。
いつかの投稿でも少し書いていますが、今は全国的に和牛の生産が求められていて、三重県でも今年、和牛繁殖協議会が発足し(会長はうちの高橋さん☆)、伊賀地区でも和牛の生産に向けた動きが始まっているようです。
それでも三重県はまだまだ乳牛への和牛の授精卵移植が浸透しておらず、なのでこれから益々、和牛の授精卵が必要になってくるようです。
おぉ~、肉牛部繁殖部門の役割は大きいぞぉ~。ちょっとプレッシャー…。
…と、いつの間にかやっぱり肉牛の話題に(笑)。すみませんねぇ。
あ、最後になりましたが、次回の全国酪農連合会は北条で集まろうということになりました。別海からも参加出来るかな~?
祝☆子牛誕生!!
4日から北海道へ出張している高橋夫妻より、嬉しい連絡がありました。
なんとなんと、5月末に豊里肉牛部から穂別実顕地へ出発した4頭の牛のうち、1頭が無事に赤ちゃんを産んだそうです!!穂別での、子牛第1号です!!
しかもしかも、高橋さんたちに見守られながらのお産だったとか…。
実は高橋夫妻の北海道出張は別の用件だったので、穂別実顕地へ立ち寄れるのは僅かな時間。そんな中、牛舎へ行ってみると子牛の前足が出てきていたんだとか…。すごいタイミング!!
それから2時間、子牛がお乳に吸いつくまで見守っていたそうです。
で、こんなときに限って(限らないかも…)、高橋さんのスマホはバッテリー切れ寸前、洋子さんなんて、スマホを牛舎に持って行かなかったらしい…。
モ~、何やってるのよぉ~!!
…という訳で、写真は良いのがありません。
・゜・(ノД`)・゜・
↑↑↑これはちょっと、見慣れてない方にはキモチワルイでしょう??
本当は、子牛がお母さん牛のお乳を飲んでる愛らしい写真が欲しかったのにぃ……。
あ、それから更にもう1頭、産気づいているらしいです。
すごい!!運命ですね☆
ま、北海道から帰って来たら、タップリお話を聞かせてもらいましょう!!