コロナの急速な感染拡大の中、保育園の休園また休園と、家で過ごすことが多くなった三女。
時々、牛舎に来ては遊んで帰るのですが、来ると必ず『あのさぁ、…ムシいる?』と聞いてきます。
『えぇっと…、今の季節、ウシはいますけどムシはいません』
毎度お決まりの問答(^_^;)
ムシは大嫌いなのに、ウシはへっちゃらみたい。
和牛の話
コロナの急速な感染拡大の中、保育園の休園また休園と、家で過ごすことが多くなった三女。
時々、牛舎に来ては遊んで帰るのですが、来ると必ず『あのさぁ、…ムシいる?』と聞いてきます。
『えぇっと…、今の季節、ウシはいますけどムシはいません』
毎度お決まりの問答(^_^;)
ムシは大嫌いなのに、ウシはへっちゃらみたい。
2月4日は、岐阜県の関子牛市場で子牛のセリがありました。
今回も、『お勉強』のため、初めて関子牛市場に行かせてもらいました。
豊里では、三重県の松阪子牛市場(奇数月開催)、愛知県のあいち家畜市場(奇数月開催)、岐阜県の関子牛市場(偶数月開催)と、3つの市場に子牛を出荷しています。
ここの子牛市場は少し変わっていて、300頭超の出品牛のほとんどが岐阜県産、しかも種(子牛の父)もほぼ岐阜県の県有牛という市場で、なので県外産の子牛は全体の5%ほどしかいません。
並んで繋いであるうちの牛を見に来た肥育農家さんは口々に『いやぁ〜、今日の牛はええわぁ〜』『この牛は90万超えるな〜』『高くてよう手が出せんわぁ〜』などなど、お褒めのお言葉をたくさんいただいて、期待も膨らみ…
…ですが、世の中そんなに甘くないですね(T_T)
今回うちは、セリ番号1番からで、やはり最初は皆さん様子見な感じでして(負け惜しみな感じかな…)、期待していたようなお値段ではありませんでしたが、私としては、ここでしかお話が聞けないような方ともお話ができたりして、収穫があったので良かったかな。
まだまだ始まったばかり。
これからもっと顔を覚えてもらって、もっと情報をもらえるようになって、受精卵の生産や子牛の生産に活かしていきたいですねぇ
(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧
1月11日は松阪の子牛市場、12日は愛知の子牛市場と、2日連続で子牛のセリがあり、今回は、そのどちらの市場にも行かせてもらいました。
このところ、松阪の子牛市場には続けて行かせてもらってたのですが、今回、初めて、愛知の家畜市場(正確には『あいち家畜市場』)にも行かせてもらいました。
ここ数年、繁殖部門で採卵や種付けの際の交配を考えるのをやらせてもらっていて、やはり、市場で子牛を購入してもらっている肥育農家さんや、受精卵を購入してもらってる繁殖農家さんに、直接お話を聞いたり、情報を教えてもらったりすることで、今後の交配にも活かしていこう、と、今回は『お勉強』をしに行ったのです。
松阪の子牛市場は、出品牛のほとんどが豊里の牛だったので、松阪とは全く違う、あいち家畜市場の雰囲気に、かなり圧倒されました…。
広い!!
そして牛が多い!!
初対面の方に自分から話かけに行くのは、かなり勇気がいりましたが、今回、たくさんの方とお話させてもらって、勉強になることも多々あり、次のセリではこういう人と話をしてみよう、こういう風にしたら話しかけやすいかも、なんていう描きも湧いてきたりして、やっぱり一歩踏み出してみると収穫がたくさんあったなぁ…、かなり緊張したけど…。
今回、あいちには17頭の子牛を出品しました。
豊里の牛は、(大きな声では言えませんが)、市場の中でもかなりの高値で競り落としていただいていたのですが、それでも自分なりに次につなげる改善点が見えてきて、結果を報告してもらって机の上で描いているよりもずっと、直接市場に出向いて肌で感じる方が得るものがあるなぁと実感しました。
まぁ、そうは言っても種付けから市場に出すまでに約2年かかる訳ですから、常により良きを目指して考えて種付けをしても、すぐに反映されないのが、もどかしくもあり、また面白いところなんですけどね…
12月7日、来年10月に鹿児島で開催される和牛の祭典、『全国和牛能力共進会』。
ここ豊里肉牛部でも、まずは母牛の選定から始まり、その母牛の子を産ませるためには…と、2019年から、この時のために一つ一つ準備を進めてきました。
そして、昨年10月に産まれたオス12頭の中から、全共用にと残した選りすぐりの2頭。
今日は、三重県で全共を目指している各農家さんを、審査関係の方たちが巡回して候補牛の発育を測定する、第一回目の日でした。
豊里の順番は巡回の最後だったのですが、牛舎二着くと審査員方々が一斉に『うわぁ、大きいなぁ!』と声をあげてくださり、一気に期待が膨らんでしまいました(実は少し不安だったので…)。
まずは体重測定。
おぉ…!
なんと三重県内の候補牛の中で重量は1位と3位!!
次は体測です。
体高と体長は1位と2位 (*º ロ º *)!!
ほんとに?!
なんだか信じられないような展開でしたが、まぁここまでは血統の力なんだろうな…、きっと。
豊里肉牛部の実力が試されるのは、ここからなんだと思います。
次回の巡回は5月。この時も、各農家を廻って体測をします。
そして7月が最終審査です。ここで、三重県代表になる2頭が決まります。
10月の鹿児島大会までは、まだまだありますが、一つ一つ、着実に進んでいきたいですね。
和牛のゲノミック評価の技術を取り入れて、改良が急速に進んだ結果、能力の高い牛が次々と産まれてくるようになり、種雄牛造成のお話をいただくまでに…。
そして昨年9月に採卵・移植したのが今月、5頭も産まれました!!
…が、しかし!!
なんとなんと、産まれたのは5頭すべてメス
(╥_╥)(╥_╥)(╥_╥)(╥_╥)(╥_╥)
種雄牛造成なので、もちろんオスしか種雄牛にはなれない訳で…
はぁ…、イケてる名前まで考えてたのにな…
まさか5頭ともメスだなんて…
…という訳で、豊里から夢の種雄牛!という物語は、しばらくお預けのようです。
来年の和牛オリンピックに向けて、別牛舎にて特別プログラムで飼育してきた12頭の子牛たちが、今朝、引越しをしました。
この中から最終的に2頭に絞って、三重県代表(2枠)を目指して肥育していきます。
今までは子牛を飼育している場所から離れた場所にいたので、肉牛部のほとんどがこの牛たちを見たことがありませんでしたが、今日からはみんなに気にかけてもらって大きくなっていきます。
担当の獣医さんからは、『大きくて理想の身体をしている』と褒めていただいたそうで、和牛オリンピック三重県代表も夢ではないかも…!と、つい期待をしてしまいます(´艸`)
この先の展開が気になりますね〜!