伊賀牛、増産なるか?!

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三重県といえば「松阪牛」は超有名ですが、三重県のもう一つのブランド牛である「伊賀牛」の増産に向けての取り組みが、今、始まっています。
あぁ、上の和牛マップに登場していないってことは、知名度はまだまだのようですね…。

伊賀牛も、松阪牛と同じく牝牛かつ処女牛に限っているので、増産するのが難しいというのが欠点なのですが(子を産める牝牛をお肉にしてしまうので)、この問題を解決(?)すべく、伊賀牛の屠畜卵巣由来体外胚移植による和牛子牛の増産に向けた取り組みが、この春から始動しています。

なんか難しいですね…。

まぁ簡単に言うと、お肉にする為に屠畜した伊賀牛の卵巣をいただき、そこから卵子を取り出して培養し、体外授精させて更に受精卵を培養し(ここまでは畜産研究所)、その体外受精卵を春日山と豊里の乳牛に移植し、乳牛のお腹を借りて和牛を産んでもらうというものです。
で、メスが産まれたら数ヶ月間豊里で育てて、その後、伊賀の肥育農家さんに引き渡し、ゆくゆくは伊賀牛に…という計画なのです。

まだまだ初めの一歩くらいしか踏み出していませんが、さぁこれからどのように展開していくのでしょうねぇ…?