ウシ移動

今日は、14棟の牛舎から、お隣りの13棟の牛舎まで牛の移動があったそうな。

・・・と言うのも、私は午前中、精肉へ行っているので、これは仕入れた情報なのです。

 

「牛移動をするからみんな手伝って」と言う明美さんの声に反応して集まった肉牛部のメンバー。

どのように牛たちを誘導したら良いのか・・・?

毎日仔牛の哺乳をしている石川さんはほ乳ビンを持って、草やりをしている辻さんは草を持って、いつも愛情たっぷりにブラッシングをしている菊地のじいちゃんは「ほら、ほら」と手をさし出して牛を誘き寄せようとします。

皆あれこれアイデアを出し合いますが・・・牛たちは、なかなか牛舎から出ようとしません。

その時です!いつも物静かな菅沼さんが「そんなんじゃダメだろ!!」

そこで作戦変更。みんなで牛を引っ張ります。まるで『おおきなかぶ』を引っ張っているみたい。

人数を数えてみたら、15人くらいいたんだとか・・・。

この騒ぎを聞きつけて、養豚部の近藤さんが様子を見に来ました。近藤さん曰く、“みんなで牛が動かないようにしているように見えた” だそうです(苦笑)。

ちなみにこの写真も、近藤さんに提供していただきました。

 

そんなこんなで、6頭ほどの牛を移動したところでみんな力尽き、「もう今日はこのくらいにしよう」となったそうです(笑)。

 

全共三重県代表決定!!

前にも当ブログに書きましたが、いよいよ今日は『第10回全国和牛能力共進会』の三重県代表2頭を決める最終の選考会がありました。

結果から書きますと、豊里の牛ちゃんは第3番目(補欠)ということになりました。

ただ、代表牛に決定した牛も豊里で産まれた仔が1頭と、母牛が豊里出身の仔が1頭なので、繋がりがある牛ちゃんということになります。

補欠と言っても、代表牛にもしものことがあれば繰り上がる事になるので、気を抜けませんね。

代表に決まった牛ちゃん達は、このまま順調に10月を迎えてほしいです。

一般の方も入場できるので、長崎に近い方・興味のある方はぜひ行ってみて下さいね。

 

大会リーフレットPDF

牛が走る!!

SH3K1175.jpg

いつも自転車で職場へ向かう途中に、100メートルもある長〜い牛舎があります。

そこを通ると、時に牛たちが一斉に自転車を追いかけて走りだし、そして追い越して行きます。
その速いこと速いこと!!
これぞ、まさに『猛(モ〜)ダッシュ』!!
ε=ε=ε=┏( ・_・)┛

なんちゃって(≧∇≦)

この暑さに、少しでも涼しい風を吹かせて節電に貢献できたら幸いです(^w^)

発情の観察

SH3K11320001.jpg SH3K11350001.jpg

今日は、牛たちがのんびりとした時間を過ごしています。

うちでは、お母さん牛の発情を知るのに、『牛歩』という牛の歩数計を足につけていて、発情がくると歩数が上がり、そのデータがパソコンで見られるようになっています(便利なモノがありますね〜)。
が、実際に牛を観察して発情を見つけることも平行して行っています。

ただ、今日みたいに牛たちが穏やかな日は、発情しているお母さん牛を見つけるのがけっこう難しいのです。

牛の発情行動には、他の牛に乗る・乗られる・よく啼く…などありますが、こんな日は、そういう行動で発情を見つける事がほとんど出来ないので、その牛の“雰囲気”でチェックするようにしています。

これがなかなか面白いです!
日に日に観察力が研かれてきているような気がしますが、でもそれが当たっているかどうかは???です(笑)。
目指せ!コンピューターに負けない観察力!!

餌の話・・その4(緑餌)

餌の話その4は緑餌についてです。

豊里実顕地の肉牛部では、これから種付けをする繁殖の牛と、妊娠中のお母さん牛に青草(生草)を与えています。毎朝刈り取ってきた青草TMRとしてフィーダーであげます。

牛ちゃん達も新鮮な青草は大好きです。嗜好性が上がるのは勿論、種付けの受胎率にも影響してくるそうです。

現在栽培しているのは、イタリアン・ソルゴー(ソルガム)・スーダン・エン麦・リードキャナリーなどです。栽培できる季節が違うので、季節に応じて品種の違う草をあげています。豊里だけでは補えない期間があるので、伊賀の青蓮寺農場や、四日市の内部川などで栽培してもらったものを刈り取りに行く時期もあります。

↓収穫専用機です。バックで刈って前のワゴンに飛ばします。

 

仔牛市に行って来ました。

昨日お知らせしていた通り、今日は『松阪仔牛市場』に行って来ました。仔牛市は生後300日前後の仔牛が出品されます。

セリの日の朝は早いです。牛は繋いでおくだけでも体力を消耗するので、出来るだけ直前に車に乗せます。なので、当日の早朝に積み込んで市場に連れて行きます。ちなみに今日は3時30分開始でした。

車に乗せたら、約1時間かけて松阪市にある市場に向かいます。市場についてからも出品者はやることが沢山あります。まずは体重の計量をします。この数値は日齢とあわせて成長具合の目安となります。その他にも、ここで『鼻紋』の照合をしたり、牛におかしなところがないか獣医さんがチェックします。

 

そして購買者の方が来る前に、綺麗にブラッシングをします。

 

 

午前10時いよいよ市場の開始です。なかなか見る機会がないと思いますが、競り場の様子はこんな感じです。

 

1頭ずつ競り場に通して、競りが行われます。購買者の方は手元のスイッチを押して入札します。まず進行役の方が『発句値(ほっく)』を決めます。今日は20万円くらいからでした。3人以上がスイッチを押すと競りが開始され、最後まで押している人が購入者となります。押している人が2人になると値の上がるスピードが遅くなります。購買者が決定するまで、誰が入札しているかわからない仕組みです。

 

 

今日は連れて行った牛全頭を完売することは出来ませんでしたが、暑い中、牛も人もお疲れ様でした。