京都大学へ

9月19日・20日で日本受精卵移植関連合同研究会 京都大会に行ってきました。

会場は京都大学農学部です。

受精卵移植に関連した研究成果などを発表し、またそれについて質問したり、時には討論したりするのですが、発表する方はもちろん、聴いている方も研究職の方や獣医の先生方がほとんどで、私はついて行くのに必死でした…ε=ε=ε=┌(o゚ェ゚)┘

和牛も乳用牛も生産が全国的に減少していて、更に受精卵の数も不足している中で、いかに受胎率を上げるか、いかに効率良く生産するかといった研究がほとんどで、また、こういう場があることで研究(改良?)のスピードも速くなっていくのかな、すごい世界を覗かせていただいた感じです。

発表されている内容は、明日からでも試してみたいものから、もう少しで実用化されそうもの、まだまだ研究過程にあるものなど様々ですが、この2日間で約30ものチームが次々に発表・質疑応答していくので、とにかく私の頭の中は大変なことになっていました…(苦笑)。

でも、とても勉強になりましたよ( ⓛ ω ⓛ )

さてさて来年はなんと三重県津市で開催されます!地元ですね!!

1年後には一体どんな世界になっているのでしょうか…?!

タイミング

牛の分娩は、ほとんどが夜から明け方です。

まぁ日中ってこともあるにはあるのですが、子ども達が見に来られるような時間帯に産んでくれることは、なかなかありません。

しかし、今日は夕方4時過ぎに分娩兆候の連絡が…!

やったぁ、チャンスだ!!と、少し早いですが、この機会を逃すまいと、急いで次女を迎えに行きました。ついでに同い年のさなちゃんも連れて来ちゃいました(´艸`)

初産のお母さん牛なので、分娩には少し時間がかかっていましたが、2人とも粘り強く見守り続けましたよ。

ふと気が付くと、次女はこんな事してました(笑)。可愛い♡

次女の祈りが届いたのか(?)子牛は無事に産まれたのですが、お母さんはヘトヘトで赤ちゃんを舐める余裕がなく、隣のお母さん牛に身体を舐めてもらっていました。

そして赤ちゃんはこれから子牛舎へ移動します。

元気に大きくなるんだよ〜!

満員電車に揺られて

7月18日から、少し遠いですが愛知県岡崎市へ、牛の体内受精卵移植師資格取得のため講習に通っています。お盆休みはありますが、8月22日まで、平日はほぼ毎日、通勤通学ラッシュの荒波に揉まれながらの電車通勤(通学?)です。まぁ世の中にはこんなにも沢山の人が居るのね…!なんて、ついでに人間観察も楽しんでいます。

3人の子どもが居ながら、こうやって長期の講習に通えるのは、周りに支えてくれる人達がいるからですね、ホントに感謝、感謝です…!

まだ三女が生後10ヵ月なのに、わざわざこの時期に行かなくても…なんて思われそうですが、この資格は三重県では講習会が行われていないので取得できず、他県へ取りに行かなくてはならないのですが、受講できるのは開催する県の人優先で定員は10名、しかも、ここから一番近い愛知県では2年に1度しか開催されていないので、昨今の畜産業界(特に牛)の状況や今の肉牛部の流れからしても、まぁ私個人の事情を抜きにしたら、受講するのは『今でしょ!』…ですよね…。

…てな訳で、私もそれを見据えて着々と準備を整えてきていたのです、三女が産まれた時から色々とね。

さてさて明日からは一週間、お盆休みで休講です。この講習もいよいよゴールが見えてきた感じです。

ちなみに最後の2日間は試験です。

あと少し、がんばります(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

解析の結果

ひと月ほど前に投稿した、繁殖メス牛の遺伝子解析ですが、本日、解析の結果が送られてきました!!

すごく期待していた割には残念な結果だったらどうしよう…という不安が頭の片隅にありつつも、一体どんな評価がなされるのか、毛根試料を送ってからの約1ヶ月間、日を追うごとに期待は膨らむばかり…。

そして今日、ついに130頭分の遺伝子解析の結果が送られてきました!!

本当ならここで1頭1頭じっくり目を通したいところでしたが、届いたのが春日山の合宿に出発する直前だったので、今は少しだけパラパラと…と思ったら、見つけてしまいました!

これはなかなか良いのではないでしょうか?

あ〜、早く全部見たいよぉ〜!!月曜日が楽しみだ〜(๑>؂<๑)

130頭の毛根採取!

以前、ゲノミクス解析についての投稿をしましたが、新たな動きがありました。

ゴールデンウィークが明けて間もなく、「6月25日までに、ゲノミクス解析をする繁殖牛の毛根試料を採取して送ってください。ただ、急ですが、もし5月25日までに送付できるのであれば、6月末には解析の結果が出せます」と事業の担当の方より連絡をいただき、結果が早く判るのであれば5月25日までに提出できるように頑張ります!と即答した私。

…しかし冷静になって考えてみると、締め切りまで2週間。今は他にもう一つ大きな仕事を抱えている中でそんな時間がどこにあるのかと急に不安に…。でも、やるしかないよね。うん、やるしかない!!

とにかく初めてのことなので、どう進めたら良いのかもよく分からず手探り状態で、とりあえずスタートを切りました。まずはどの牛を解析に出すか、約240頭いる繁殖牛の中から130頭を選びます。そして少しでも時間のある時にコツコツと…。

写真にすると、ちょっと気持ち悪いですが、こんな感じで尻尾の先の長い毛を100本ほど“エイヤッッ!!”と引っこ抜き(ホントこんな感じでかなり力が要る)、それがバラバラにならないようにテープで束ねて余分な毛先はカット、そして1頭ずつの個体識別番号が書かれた袋に入れていきます。…この作業を130頭分!気が遠くなります。
そして今日、めでたく(?)130頭分の毛根試料を採取し終わりました!!

これらを130頭分の登録書(血統の証明書)のコピーと共に遺伝子解析の検査所へ送ります。

やったぁ!やり切ったぞぉ〜!!

あとは結果を待つのみです(๑>؂<๑)

子ども達が見に来ました!

まだ餌場と水飲み場ができていないのですが、今日は子ども達がお散歩でこちらへ来るという情報をゲットしたので、さっそくお試し用の牛(!)を放牧しました。

…う〜ん、贅沢を言って申し訳ないのですが、やっぱりたくさん放牧されている方が見応えがあるよね…。

この“お試し用の牛”も、だんだん放牧されるのに慣れてきたのか、もう出入口付近ばかりウロウロするのはなくなってきた感じがします。

一気に進んだ放牧地計画ですが、今は農繁期に突入してしまったので、水飲み場と餌場の完成はもう少し先になりそうです…。残念!