子牛の哺乳

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日曜日♪♪
…ですが、今日はお昼の哺乳やれる人が少ないそうで、微力ながら、私も戦力に加わらせてもらいました。
しかもおまけ付き☆
2年生の崇一郎くんです。「一緒に行きたい!」と言うので、「仕事をするんだぞぉ」と条件を出したら、まぁホントに一生懸命やってくれました!

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↑↑↑広いお部屋に引越したばかりの子牛ちゃん、喜びを全身で表現しています。
カワイイ(´ω`*)

哺乳が終わって一息ついていたら、乳牛部から、子牛(和牛)が生まれたと連絡が…。
連絡を受けた石川さん、
「よし、崇一郎、ホルスタインが産んだ和牛を引き取りに行こう!」
崇一郎、「え?ホルスタインって何??」
私、「えー、ホルスタインっていうのは“モ~!”って鳴く方の牛で…(笑)」
石川さん、「で、和牛は“メ~!”って鳴くんだよな(笑)」
…と、まぁこんな感じで乳牛部へ向かったのでした…。

あっっ、この文章を読んで、「ん???」と思われた方、えーっとですねぇ…、うちでは主に授精卵移植で和牛が誕生しているのですが、人間でいうところの“代理母出産”です。
当たり前の事ですが、人間と同じくホルスタイン(乳牛)も赤ちゃんを産まないと乳が出ず牛乳が生産できない訳で…。
あ、知らない方にはこの先ちょっと難しくなりそうですので、今日はこの辺りで。

そのうち、たぶん、いつか、機会があれば(…と、しっかり予防線)、わかりやすく解説させていただきますね。

牛舎に異物??

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お昼、餌やりをしていたら、あれあれ??飼槽の陰に何やら黒光りの物体が…!!
近付いて覗き込んでみると、それは産まれたばかりの子牛でした!
でもでも、よく見てみると動いてない!!
え〜っっ、もしかして、し、し、死産??
更によくよく見てみると、目は開いてるじゃん!でも首がヘンな格好になってるぅ〜…。
これはヤバイぞ╭(°A°`)╮
こんな時にケータイ持ってないし(!)、何とかしないと!!
…ということで、首を正しい位置に戻してあげると、おぉ〜、元気になった\(^o^)/
ふぅ〜、とりあえず一安心…。
たまには役に立つこともあるみたい。

で、近くの牛舎へ収穫後のトウモロコシの茎をやりに来ていた社員さんに電話してもらって一件落着(?)。

電話で駆けつけてくれた洋子さんは、軽トラの荷台で子牛と一緒にゴロリと横になって…。
面白い!画になる!ネタになる!この状況を写真に撮りたい!!と、同じく駆けつけてくれた伊藤くんに頼んで(私はケータイ持ってなかったので)パチリ☆…といきたいところだったのですが、「この画像を全世界に流すなんてダメ〜!!」ということで、あえなく断念(´×ω×`)

残念!久しぶりにブログのネタになる画が撮れると思ったのにぃ(ó﹏ò。)
よし、明日からはちゃんとケータイを持ち歩いて、しっかりネタをゲットするぞぉ〜٩( ‘ω’ )و

新たな動き

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5月30日、豊里から和牛が4頭(+みんなお腹に赤ちゃんがいます!なので、そのうち8頭に!!)、北海道の穂別実顕地へ向けて出発しました。
牛たちはトラック&フェリーで、2泊3日の長旅です。
↑↑↑こんな感じで旅したみたいですよ。
牛を運ぶのは、専門の業者さんにお願いしました。

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これから新しく、和牛の繁殖・子牛生産を始める穂別実顕地に、肉牛部から高橋さんと明美さんも駆けつけます(もちろん飛行機で)。
で、穂別実顕地に着いた明美さんから早速たくさん写真が届きましたので、それらをチャッカリ使わせてもらってま〜す♪

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牛たちは、広〜い大地でのびのびと駆け回っているようですよ。
それにしても、草、多いですねぇ!

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↑↑↑この丁度よく(?)顔が隠れてしまっているのが、新しい牧場主、冨田慎之介さんです。
あ、ちなみに顔出しNGっていう訳ではないんですよ、たまたま無かっただけなんです、写真が…。

子牛たちは、8月から9月にかけて続々と産まれてくる予定です。
元気に産まれて来てネ\(^o^)/

まだ続きがありました…。

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じゃがいも収穫が無事に終わり、さぁ帰ろう!…と思っていたら、うちの職場のボス、高橋さんから携帯電話に連絡が入っていました。
昨日、うちから穂別実顕地へ出発した4頭の和牛たちの(あ、この話題はまた後日、投稿しますね)、繁殖履歴のデータが欲しいと…。
「え〜、今から??面倒くさ〜い!!」とボヤきながらも、次女を見てくれている千鶴代さんに連絡。
千鶴代さんは快く次女の昼ごはんまで見てくれることに…。ありがとうございます(^人^)感謝♪

で、その“面倒くさ〜い”仕事も済んで、さぁ娘を迎えに行こう!と歩いていると、今度はもう一人のボス、洋子さんから電話が…。
「すぐ来れる??逆子の介助、手伝って〜!!」
わ、わぉ!!
で、再び千鶴代さんに電話。千鶴代さんは次女のお昼寝も見てくれることに…。本当に、感謝、感謝m(_ _)m

大急ぎで着替えて牛舎へ!
私に連絡が来るってことは、相当つかまえられなかったのかな、助っ人が。
↑↑↑
その通りだったみたいです…。

で、介助、心臓マッサージ等々の甲斐あって、呼吸も安定し、荷台で今にも立ち上がりそうなくらい元気になった子牛を全力で抱えながら、洋子さんの運転する軽トラで子牛舎へと向かったのでした…。

ま、終わり良ければ全て良し、たまには高橋さんからの“面倒くさ〜い”仕事も役に立つんですね(苦笑)。
あのまま娘を迎えに行っていたら、こんなにサッと動けませんからネ。

ふぅ〜〜〜、よく動いた日曜日でした。

今年の初市♪

1月8日(火)は、2013年初の松阪仔牛市でした。

仔牛市のおさらいはこちらをどうぞ⇒ 過去記事:「仔牛市に行って来ました。」

今回豊里からは、雄・雌あわせて61頭の仔牛を出品しました。最近は平均して50頭以上を出荷できるようになってきていましたが、60頭を超えたのはすごい成果だと思います。

おかげで、普段は3台の出荷車に積み込むのですが、今回は乗りきらず、1台の車は2往復して計4台に分乗して連れていきました。

出荷車

今回連れて行った仔達は、比較的大きく育っていたように思います。成長を判断する材料として「増体率」という数字をよく使います。「生後日数 ÷ 体重 = 増体率」という式になります。要するに、生後300日で300Kgで増体率1.0ということです。増体1.0以上ならまず良いという感じです。

体重測定

これまでは増体率1.0を下回る仔が多かったのですが、今回はそれを上回る仔も沢山いました。いくら増体が良くても太っていては意味がないのですが、僕が見た限り無駄な脂肪が付いているという感じもなかったように思うので、良い方向に仔牛が変化してきているのではないでしょうか。要因としては色々あると思いますが、その一つとして昨年から取り組んでいる「発酵TMR」の効果が出てきているのかなと思っています。

さて、今回のセリ市の結果ですが、連れて行った61頭中60頭が競り落とされ、次の飼い主さんのところへ出発していきました。平均価格も「40万/1頭」以上で、まずまずといったところでした。まだ他所の市場よりは低価格ですが、業界全体の相場が上がってきているように感じました。このまま推移してもらえれば良いですね。

市の樣子